今週末、NCロードスター試聴できます。
2024/09/11 00:23 Filed in: スピーカーシステム
みにくい「自前サーバーブログ」が続いていますが、もうしばらくご辛抱ください。facebookに寄せられた視聴環境ごとの見え方について、対策を検証しています。
NCロードスタースピーカーシステムの試作機をオーバーホールしています。試作にご協力いただいたオーナー氏のナビゲーションヘッドユニット、ラウドネスなど賑やかなエフェクトがオンの状態がデフォルトのようで、バッテリーを外すような整備を行うと低音高音が思いっきりブーストされた音質調整に戻ってしまいます。どうやらうっかりそのままの状態で使用されていたようで、鳴らし壊してしまった感じです。
取り外したNCロードスタースピーカーシステムの試作機、シリアル0000番です。test 2021.5.29 とあります。3年半、お疲れ様でした。

試作機なので、製品版と少し形状が異なるのですが、基本は同じです。いろいろと書き込みがあって試作機っぽさ満点ですが、何かを気取って書いているわけではなく、世の中にコレ1つしかない……みたいな段階では、実機に書き込みをしておかないと、部品同士の位置関係や製品版への変更箇所などがわからなくなってしまうからなんです。

いま改めて眺めてみると、よくこんなものを作ったと思います。ドア戸袋の大穴をふさぐための大きなベースボードは5ミリ厚。NCロードスターのスピーカー取り付けの様子をみていると、樹脂製の戸袋穴塞ぎのパーツの上にベースボードを固定して、そこにスピーカーユニットをねじ留めしている方が多いようですが、あれではダメです。グラグラの木組みの足場の上に建てた城のようで、スピーカーボードがしっかりしていればしているほど、スピーカーから発せられた音振動はグラグラの足場に伝わって薄まってしまいます。しっかり感が期待できない樹脂製パーツに取り付けるのであれば、むしろどれだけフローティングさせられるかという発想の方がおもしろい結果につながるような気がします。やったことないですけど。
NCロードスターの場合、鉄製の戸袋に空いている穴が大きすぎて、これをベコベコしないようにしっかり塞ぐには、CFRPを使っても5ミリくらいの厚みが必要だと理解してください。
その上に、24ミリ高の丸い土台を作って、その上にエンクロージャーを載せ、その上からスピーカーユニットを固定したバッフルボードを重ねます。どの部品もけっこう大きいです、加工を含めた原価、とんでもない金額になりました。こういうふうにしないとダメだとわかっていたので、NCロードスター用のスピーカーシステムはロードスターの中でいちばん後回しになりました。いったいどれだけコストが掛かるのよ、という大問題が起こることがわかっていたので。

まあ、そんなこんなの経緯はありましたが創ってしまったというわけで、今回、スピーカーシステムのオーバーホールを機に、むかし使っていたDSP=
audison bit Ten-D という機材を使って、既設のSR5.600パワーアンプを駆動するシステムを組みます。パワーアンプのチャンネル数の関係で、ツィーターとメインスピーカーを1チャンネルとしてカウントする(クロスオーバーネットワークはスピーカーシステム付属のパッシブ回路です)簡易DSPセットアップですが、ラウドネスがぶんぶん鳴るシステムからバイバイできます。
NCロードスタースピーカーシステム
NCロードスターサブウーファー
BassPLUS+
audison vit Ten-D
audison SR5.600 パワーアンプ
今週の土曜日の午後、I.Y.A.Garage に来ていただければ、NCロードスタースピーカーシステム、試聴していただけます。車両の仕度の都合があるので、何時ころに行きたいんだけど……的なお電話を事前にいただければ助かります。
I.Y.A.Garage 岩間くんへご連絡ください。
090-7630-1461
当日は、3Dフルシステムを装着したNDロードスターと、W124も試聴していただくことが可能です。
オーバーホール中のNCスピーカーシステムは、メインユニットを新調して、

いま、こんな状態です。試作中に必要だった書き込みも消して、きれいに掃除しました。

そうそう、そういえば、ポルシェ空冷911用スピーカーシステムの部品が届きはじめました。これはエンクロージャーです。取り付けちゃえば見えなくなる部分がいちばん変な格好です。はい、意味あるカタチだとご理解いただいて正解です。これから1つひとつ、わたしが手仕事で仕上げてゆきます。

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