大学生の頃に、レーシングニュースというオートバイとクルマのレース専門のタブロイド紙を発行している小さな新聞社に潜り込んだのが、メディアの仕事に携わるようになったきっかけです。潜り込んだといっても、音楽でメシが食えたらすばらしいなんて夢をまだ見ていた頃ですから、チャンスがあればこんな仕事はすぐに辞めて…、なんてことを考えながらのスタートでした。それなのに私、まだこの業界にいます。いったい何なんでしょうかね。
雑誌やムック本と呼ばれる雑誌コードで発行される臨時増刊誌のお仕事は、情報発信ではなく、エンターテインメントだと考えています。雑誌がなりたっている経済的背景を調べると、誌面で表現できる範疇が無制限ではないということがお分かりいただけると思います。その中で私に何ができるのか。グッと押さえて本音は言えなくてもウソだけはつくまい。 笑っていただこう、楽しんでいただこう。 これが、雑誌というメディアに対する私のスタンスです。連載や単発含めて、いろいろ書かせていただきましたが、手元に表紙の切り抜きがあったものだけご紹介します。